湘南 茅ヶ崎の社交ダンス教室  スズキダンスパーク湘南




#002. 学生競技ダンスで高偏差値校が強い理由





※以前ブログで書いた記事を加筆修正したものです



昨年の学生競技ダンス界は東京大学が席巻しました。

もちろん昔からの超名門校でいつも強いのですが、特に昨年の成績は、



夏の全日本:団体優勝。スタンダードの部2・4・5位、ラテンの部1・2・5位(それぞれ4人ずつ出場)

冬の全日本:団体優勝。W1位・T1位・SF1位・Q2位・C4位・S1位・R7位・P1位(各種目1人ずつ出場)

ぶっっっちぎりです。





大学野球の世界では六大学野球で昨年東大が15年振りに勝点をあげたことが、そして今年の箱根駅伝では東大生が13年振りに箱根路を走る、と話題になりました。

こうして話題になるということは、一般的に東大はあまりスポーツは強くない、というのが世間一般のイメージだと思います。



一方学生競技ダンスでは、東大に限らず「難関校、いわゆる入学偏差値の高い大学ほど強い」傾向があります。

私の考えるその理由の一つは、verbalizationです。





verbalizationとは、言語化。言葉で何かを表現する行為のことです。

ダンスは言葉を用いない運動&芸術。

しかしダンスは見たり真似をするだけでは絶対に!上達しません。確かで正しい技術・理論を持った先生に教わることが必須です。



その先生には先生がいて、またその先生にも先生がいます。そしてダンスのレッスンは、基本的には口伝(くでん)です。

本来言葉を使用しないものなのに、言葉を通して教わります。動作やイメージ、表現を言語化するのはかなり困難なことです。



レッスンで習った技術・感覚等を自分の中で言語化しインプットする。普段の練習の中で、疑問点を先生に、提案をパートナーに言語化し伝える。

そして学生は上級生になると、ダンスが初めての一年生にも解りやすいように教えなければいけません。

難関校の地頭の良い学生はこの言語化能力・伝達能力が高いのではないでしょうか。

習ったことを忘れない、忘れてもすぐ思い出せる記憶力も良いですしね。

難関校の就職率が高いのも、学歴の問題だけではなく、「自分の考えを自分の言葉で伝えることができる」これらの能力が関係していると思います。





もちろんダンスの競技は技術だけではなく表現・ルックス・センス・体力なども同じくらい重要ですし、理論ではなく感覚で身に着けた方が良いこともたくさんあります。

それでも、少なくても私達ダンスを教えるものは、verbalizationをおろそかにしてはいけませんね。


文責 鈴木太一